東大が秋葉原に進出!
2005年4月から,秋葉原を拠点に創造情報学専攻という新しい研究科(修士・博士のみ)が開講することになった.情報分野において指導的な研究者や高度な技術者を,産官学が連携して育成するらしい.
http://www.i.u-tokyo.ac.jp/news/souzou.htm
場所は秋葉原駅のすぐそばの,秋葉原クロスフィールド.
入試案内を見ればわかるが,実は「あの」電通大の竹内郁雄教授が移るのが一番の目玉かもしれない.竹内教授とは,以下のような数々の逸話を持っている有名なハッカーだ.
- 見かけはリチャード・ストールマンそっくり(苦笑)ただし,清潔好き.
- NTTで,TAOと呼ばれるオブジェクト指向と論理型と手続き型をごちゃまぜにしたマルチパラダイム言語をLispベースで開発していた.その環境はNUE,その専用マシンはELISと呼ばれる.このころの話は, http://www.nue.org/ を参照.
- Tak関数の生みの親.
- NTTのリクルートビデオで,神主の格好をして出てきて,バグ退散のお払いをしていた(本当).
- 未踏ユースのプロジェクトマネージャでもあり,そこで彼に選出されたスーパークリエータには,Winny開発者の47氏や,SoftEther開発の登大遊氏がいて,世の中に大きなインパクトを与えている.
他にも,東大の専任,兼任のアクティブな教官が多い.
もう一つ,特筆すべきは,修士課程の試験に「プログラミング実技試験」があること.なんと,ノートPCを持ってきて,好きなプログラミング言語で2時間以内に課題を実装するらしい.ここで,一体どのような学生が育つのか,非常に楽しみだ.