ネットワークが創発する知能研究会 JWEIN10 参加者募集

日本ソフトウェア科学会のネットワークが創発する知能研究会のワークショップJWEIN10が,2010年8月20日(金)〜8月22日(日)の3日間,田町のキャンパス・イノベーションセンター東京で開催される.「ネットワークダイナミクス」と「ネットワークが創発する知能」に関した研究に興味のある人は参加して頂きたい.
http://www.ai.sanken.osaka-u.ac.jp/ndei/index.php?cmd=read&page=jwein_summer_2010
なお,今回は,一般講演に加えて,次のような招待講演をおこなう予定である.

  1. 折田 明子 氏(慶応大)「意図せず生まれる知識共有」
  2. 中谷 裕教 氏(理化学研究所)「将棋棋士の駒組認識」
  3. 堀本 勝久 氏 (産総研)「システム生物学研究におけるネットワーク解析」

折田氏は,ブログやTwitterなどのインターネット上のサービスでユーザの知識が蓄積され,それが他のユーザによって活用される点に着目して,それがうまくおこなわれるためにはどのように設計すべきかを,調査結果を分析して説明してくれる.
中谷氏は,将棋の棋士の脳活動が一般人とどう違うか?ということを説明してくれる.今年の人工知能学会全国大会でもこれは話題になったが,羽生名人の脳活動は凄いらしい.
堀本氏は,生物を,単なる分子としてではなく,それが関係したネットワークとして分析する方法について説明してくれるらしい.特定の条件を満たした時に活性化する制御ネットワークとは何か,当日明らかにされると思う.
この三人の講演者によるパネルディスカッションもおこなう予定だ.