情報を結びつけて,可視化するサービス

私の周囲では,Google Mapsのハックが大流行している.東大の豊田先生が,GPS携帯の写真を地図にマップして遊んでいるのは知っていたが,今日ある研究会のPCで仕事をした時に聞いたのだが,産総研の小島さんも自分の行きつけのレストランをマップしようとしているらしい.秋葉原メイド店ガイド(O氏が好きそう…)を見た時にも衝撃だった.

今後は単なるWebサービスだけでなく,「情報を結びつけて可視化するサービス」がどんどん生まれてくるのではないかと思う.そう,Google Mapsは単なる地図ではなく,「情報を二次元空間にマッピングすることで可視化するサービス」なのだ.

たとえば,SmartCalendarは,写真の時空間(=カレンダー)にマッピングする.これはなかなか面白く,たとえば私はiPhoto(写真管理ソフトウェア)だけではなく,SmartCalendar-Xも愛用している.というのは,いつどんな店に飲みに行ったのかが一目瞭然(苦笑)…いやいや,写真という日常世界の断片が時空間にマップされることで,自分の生活スタイルが浮き上がってくるのだ.

ただし,このようなサービスがあっても,自分で明示的に情報を結びつけるだけでは辛い.大量の情報を知らないうちに結びつけるためには,やはり何らかの支援が必要だろう.

そこで我々が考えていたのは,GPS携帯の復権.つまり,情報(画像とか)を時間+位置つきで保存できるとしたら,それは後から様々な形に処理できる.しかも,Google Mapsが与えてくれる二次元空間に加えて,SmartCalendarのように時間軸を操作できるとしたら,これはかなり強力なサービスになるのではないだろうか?