ウェブ利用行動データからみる検索サイトの最新動向(ネットレーティング)

ということで,期待していたネットレーティングの話.ただ,プレゼンの最後に画面一面に細かい文字で警告らしき文章がびっしり書いてあったので,残念ながら細かいことは書けない.

  • 社長は,こういうところに来る客の興味と違うんじゃないかと,村田さんといた時も,講演でも恐縮していたが,いやいやそんなことはない.私は,これを一番楽しみにしているのだから.
  • 例の「ごくせん」人気と「あびる優」カミングアウト事件で,日テレがネット視聴率一位になった話 (有名だよね).それ以前はNHKが一位だったらしいが,不祥事が原因かもしれないらしい.なお,この時期は,職場で一番利用された検索語が,「あびる優」だった…おまえら仕事せい,仕事!(笑).
  • 以前から思っていたのだが,利用される検索語の上位に,「goo」,「アマゾン」,「楽天」などがかなり食い込んでいる.これは,やはりブックマークの代わりに使っているのだろう.
  • 国内ポータルサイトでは,Yahoo! Japanが一番強い.他の国内ポータルサイトは,検索利用率がかなり小さい特徴があり,Googleはほとんどが検索.
  • IEのデフォルトの検索機能から検索するユーザ(初心者?)は,人数的にも,割合的にもわずかに減少傾向にある感じ.これは,ユーザの質の向上を示すのではないか?
  • 一人当たりのページビュー数を見ると,GoogleYahoo!より強い.また,Googleは男性ユーザがかなり多く,併用率が高い(Googleのユーザは,他の検索サービスと使い分けている).
  • 国際的には,特にヨーロッパでGoogleが強いらしい.なお,Googleのランキングは変動しても,平均利用回数,平均利用ページビュー数,平均利用時間は,国によらずほぼ同一.
  • 最近は,人間によるQ&Aシステムが流行っているらしく,人気度はgoo,Yahoo!はてなの順.昨日のYahooの発表では,Q 337万,A 1429万,AがついたQが173万という話だから,この分野は無視することはできなそうだ.
  • 最後の締めの「人間の行動はすべてオンデマンド(目的を持った検索)ではない」という言葉が心に残る.要するに,ウィンドウショッピングのような感じで,Web上の情報を探索しているというのだ.これには同意.