韓国生活財データベース
国立民族学博物館の佐藤浩司さんがやっていた韓国生活財データベースがついに公開.ただし,まだ更新中.
http://www.minpaku.ac.jp/menu/database.html
これは,なんと韓国のある一家五人(夫,妻,祖母,長男,次女)の生活財を「すべて」収集して,整理したものだ.全部で7,827件,資料数10,008点らしい.
成城大学の野島久雄教授にこの研究を教えて貰ったのだが,これは野島さんの言うように今のユビキタスの研究に相通じるところがある.つまり,人間が,どのくらいの生活財を使うのか?,またそれらはどのように分類できるか?,それをどのように整理すべきなのか?など,困難な課題が沢山あるわけだ.
なお,人間が所有する生活財の数は,民族によって大きく変わるらしい.たとえば,10個に満たない(=両手で数えられる)民族もある.なお,日本は,極端に生活財の数が多いとのこと.