Unicodeを利用した攻撃

UTF-8の符号化の問題から始まって,国際化ドメインで有名になったUnicodeを使った攻撃だが,「Black Hat Japan 2005 - Unicode制御文字によるDirectory Traversal攻撃」という題名の記事が掲載されていた.いまや,文字コード関係者といえども,セキュリティを無視するわけにはいかない.

http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2005/11/07/blackhat/

これらは,Unicodeの高機能さ,文字という概念の冗長さ,Unicodeを扱うツールの未成熟さを利用したものである.文字コードと,その見え方を分離したことが,これらの攻撃を許しているので,Unicodeの文字シーケンスを,問題があればすぐわかるような形で可視化する機能の開発は急務なのかもしれないなあ.