Arial Unicode MS
Unicode MLで,WindowsにArial Unicode MSと呼ばれる,Unicodeの多くの文字を含んでいるフォントがあり,これがなぜ継続開発されないのか?という質問があり,MSとAppleのエンジニアが次のように回答していたので,書き留めておく.
- 現在のUnicodeの収録文字総数は,TrueTypeとOpenTypeの収録可能なグリフ数を既に超えている.
- さまざまな国のスクリプトをサポートするためには,さらに他のグリフも必要になる.
- Unicodeのすべての文字を統一したデザインで作ることは,現実には不可能.
- 巨大なフォントをメモリ上にロードした時に,大部分の文字が使われないのでリソースを無駄使いしてしまう.
昔の幻想は,すでに完全に死に絶えたという感じだ.