第84回人工知能学会 知識ベースシステム研究会 (SIG-KBS)発表募集

来年の1/29(木)〜30(金)に,NTT武蔵野研究開発センターで,今年も「Web情報処理」というテーマで人工知能学会 知識ベースシステム研究会を開催する予定である.興味がある人は,昨年一昨年の様子も見て頂きたい.

今年の招待講演は,筑波大学の藤井敦准教授に,「情報爆発時代のツールとしての知識検索技術」という題名でお願いした.藤井先生は平成14年度の天才プログラマー/スーパークリエータであり,たとえば辞典検索システムCycloneを開発・公開している.最近私が感銘を受けたのは,WWW2008の次の論文であり,近年GoogleYahoo!Microsoftなどの企業が持っている実データを使わないとなかなか難関会議に論文が通らなくなりつつあるが,藤井先生はNTCIRのデータを使って,彼らに勝るとも劣らないレベルの研究をしている.

  • Atsushi Fujii. Modeling Anchor Text and Classifying Queries to Enhance Web Document Retrieval. Proceedings of the 17th International World Wide Web Conference (WWW2008), pp.337-346, April 2008.(PDF)

理論と実践を兼ね備えた研究者と議論できる機会を,ぜひ逃さないで頂きたい.
発表申し込みの〆切は11/28(金)である.関連分野の研究者がいたら,ぜひ投稿・参加を検討して欲しい.