10TB級Webアーカイブで遊びたい?

東京大学生産技術研究所喜連川研究室の豊田正史特任助教授がブログでポスドクを募集していた.まあ,普通に公募も出すんだろうが,この匿名ブログ(苦笑)を見ている奇特で有望な若手研究者が万が一いたりするかもしれないので,ここにも書いておこう.

http://www.tkl.iis.u-tokyo.ac.jp/~toyoda/.cgi-bin/diary/?date=20051130#p01

なんと,この時の題名が「10TB級Webアーカイブで遊びたいポスドク募集?」というんだから,すごく素敵だ(笑)

彼は一部ではSLコマンドで有名かもしれないが(笑),Webマイニングの研究でも第一線の研究者であり,私が非常に尊敬する日本の研究者の一人である.最近はWeb空間のコミュニティ構造の時空間的変化の解析という非常に興味深いテーマに挑戦している.

http://www.tkl.iis.u-tokyo.ac.jp/~toyoda/

Webマイニングの研究を実際におこなうためには,膨大な量の情報をWeb空間から収集することが必要である.まあ,それだけならやっている人は少なくないのだが,それを継続的におこなって,その時間的変化を分析できる研究体制を作り上げている所になると,非常に限られるのだ.

大量のデータ,高速な計算機,そして広大なディスプレイ!(←喜連川研特注の縦横数メートルあるディスプレイなのだ.Webマイニングの処理結果表示には,通常のディスプレイでは狭すぎて狭すぎて困るもんなんです)が与えられた時に,有能な研究者が何を作り出すのか非常に楽しみである.

Googleももちろんいいけど,大学も考えてみてはどうだろうか?(笑)